結婚式ムービーの種類は何がある?
結婚式に使うムービーは、オープニングムービーとプロフィールムービー、結婚式終了時に流すエンドロールの3つが人気です。
オープニングムービーとは?
オープニングムービーは、披露宴の開始時に新郎新婦が入場する前に流す映像で会場の雰囲気を盛り上げるための映像です。3~4分程度の長さで、結婚式へのウェルカムメッセージや、参加者へのお願いなどをテンポよく紹介するものが多いです。
オープニングムービーの構成・コメント例
まずは、結婚式に出席してもらった参加者への感謝のコメントからはじめ、新郎新婦の簡単なプロフィール、結婚式の注意事項やお願いといった流れが一般的です。最後に、結婚式のスタートを宣言するとよいでしょう。
オープニングムービーの文例
- 本日は私たち二人のためにお集まりいただきありがとうございます
- (2人の簡単なプロフィールなど)
- 皆様のおかげでここまでくることができました
- (結婚式のお願いなど)
- 本日はごゆっくりお楽しみください
- それでは、いよいよ開演です
オシャレな雰囲気のムービーから、面白おかしい雰囲気のものまでさまざまな種類があるので自分たちの結婚式に合ったムービーにしましょう。
プロフィールムービーとは?
プロに依頼する人が最も多いプロフィールムービーは、新郎新婦の生い立ちと二人の出会いなどを紹介する映像です。
お色直しなどで新郎新婦が中座している際に流されるのが一般的ですが、結婚式のメインイベントの一つといっても過言ではありません。
5~10分程度と長い時間見てもらうものなので、おしゃれなムービーに仕上げたいというカップルも多く、自作ではなくプロにお願いしたいと思う方が多いようです。
プロフィールムービーの構成・コメント例
プロフィールムービーは、結婚相手の親族やゲストに自己紹介をするのも大きな目的です。過去の写真と合わせて人柄が伝わるようなテロップをつけましょう。
表現例:生い立ち
- いつも大好きなおばあちゃんにベッタリ
- 妹ができてお兄ちゃんの自覚が生まれました
- いたずら好き しょっちゅう叱られていました
- 年に一度の家族旅行が夏休みの思い出です
- ゼミ仲間は生涯の友に これからもよろしくね
- はじめてのお給料でお寿司をご馳走しました
謙虚になりすぎず、自慢になりすぎず、面白おかしく自分たちのことを紹介していくのがおすすめです。
表現例:出会い後
- 出会いは二人の共通の趣味の○○
- はじめての印象は「○○○○」
- 初デートはディズニーランド
- クリスマスのサプライズプロポーズ 大成功
- 記念日の〇月〇日に入籍しました
迷ったら経験豊富なプロに相談しながら文面を決めていくと、出席者の印象に残るプロフィールムービーに仕上げることができます。
エンドロールとは?
披露宴の最後に流すエンドロールは、出席者への感謝の気持ちを伝えるものです。
映画のエンドロールのように、出席者であるゲストの名前を列記するのが一般的です。
出席者に対して一人ひとり・グループごとにメッセージを添える演出も人気です。
結婚式・披露宴当日にプロのカメラマンに撮影してもらった写真や動画の素材を挟み込む「撮って出し」演出をしたいという人は、出張撮影などに対応した制作業者を選ぶのがおすすめです。
結婚式ムービーの制作を業者に頼むメリット
結婚式ムービーの制作をプロに依頼する場合の目安やコツを紹介します。
結婚式ムービーの料金・費用の相場は?
結婚式場の提携する業者にオープニングムービーやプロフィールムービーの制作を依頼すると、1本あたり5~8万円程度かかるのが一般的です。また、必ずしもお気に入りのムービーを選べるとも限りません。
しかし、外部の制作会社に結婚式ムービーの制作を依頼する場合の相場は、結婚式場で頼むよりも半額以下になるケースが多いです。
ムービー相場料金
- オープニングムービー 2万円~3万円
- プロフィールムービー 2万円~4万円
- エンドロール 2万円~3万円(事前制作の場合)
複数の業者からお気に入りのムービーを選ぶことができるので、結婚式のコンセプトにあったムービーを上映することができます。
また、セットで頼むと5,000円~10,000円程度割引をする業者も多いので、ムービー一式を一つの業者にまとめて依頼するのもおすすめです。
結婚式ムービーの納期はどれくらい?
結婚式ムービーの制作会社では、ムービー内で使用する写真やコメント(文章)を送付してから、ムービーを収録したDVDを制作し送付するまでに3週間~1か月程度かかるのが一般的です。
DVDが手元に届いてから自宅や結婚式場で試写する必要があることを考えると、余裕をもって依頼するのが大事になります。
急遽ムービーの演出をすることになった!自作するつもりだったけれど間に合わなかった!といった場合には、特急オプションを利用することで納期が最短3日程度になる業者もありますので力を借りましょう。
好きな楽曲を使える?
多くのムービー制作会社では、有名楽曲を利用できます。ただし、ISUM※に登録している楽曲に限られるケースがほとんどです、また結婚式場がすでに契約しているケースもあるので、一度式場に確認してみるのがよいでしょう。
結婚式ムービーの人気の楽曲は?
最新の人気楽曲
- ひまわりの約束/秦基博
- にじいろ/絢香
- ハルノヒ/あいみょん
- 115万キロのフィルム/Official髭男dism
- 家族になろうよ/福山雅治
- 愛をこめて花束を/Superfly
- 幸せをフォーエバー/MISIA
- キセキ/GReeeeN
ISUMとは?
豆知識:ISUMって何?
ムービーに合わせて楽曲を編集・編曲出来るの?
お店によって楽曲の調整方法は変わりますが、大体は再生箇所をサビや自分の好きな箇所から始める程度となります。※こちらも著作権が関わっているためです。
参考
ISUM - Q&A_複製する時にどのくらいの編集ならOKなの?より
楽曲の内容等を変えてしまうと、《著作者人格権の同一性保持権(著作権法第20条第1項)》や、変更の度合いによっては《実演家の同一性保持権(著作権法第90条の3)》に抵触する可能性があります。
そのため、楽曲内容を編集するのではなく、再生範囲(サビから再生を開始させる、再生終了箇所をフェードアウトさせる等)の編集であれば可能となります。
前撮り・撮って出しなら出張カメラマン対応のサービスを選ぼう
前撮りフォトムービーも人気に
結婚式の前に神社仏閣や思い出の地でプレウェディングフォトを撮影するカップルも増えてきました。ロケ地までカメラマンが出張して撮影するのが一般的ですが、その際に結婚式ムービーに使う素材として前撮りスナップ写真や前撮りムービーも併せて撮影してくれるサービスもあります。
通常の撮影・制作料金に加えて、出張料金が5~10万円程度かかるのが一般的です。
前撮りムービー例 by PICNIKO
当日の「撮って出し」エンドールは
エンドロールムービーでは、当日撮影した結婚式の様子を挟み込む「撮って出し」も人気の演出です。撮って出しは、撮影スタッフに加えて短い時間で動画を仕上げてくれる編集スタッフ(撮影スタッフと兼ねている場合もあります)が必要になるため、フットワークの軽さと高い技術力が必要になります。
結婚式場の提携業者に頼む場合には15~30万円が相場となりますが、外部の業者であれば10~15万円で依頼できることもあります。
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出張撮影プランは対応業者・日程が限られる
こうした前撮りムービーや、当日の撮って出しムービーなどは、すべてのムービー制作業者が対応しているわけではありません。また、出張料金がかさむことに加えて、1本あたりの動画の制作金額が十万円を超えることも珍しくありません。また、希望の日程に必ずしも撮影スタッフを確保できるとも限りません。
そのため、オープニングムービーとプロフィールムービーはオンライン制作会社に依頼しつつ、撮って出しエンドロールだけは地元のプロカメラマンや式場の提携業者に依頼する、といったメリハリの効いた使い分けもおすすめです。
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